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噛むcomeハッピーライフ

シュガーコントロール


おやつ後の昼寝は歯磨きしてから

 若いお母さんが連れてくる六歳未満の子供のむし歯は特徴があります。むし歯は歯の表面の溝に発生することが最も多いのですが、この子供たちのむし歯は、上の奥歯の外側面にできることが圧倒的に多い。
 原因は、おやつの食べかすを歯につけた状態で昼寝をさせていたこと。糖分を多く含む、酸性度の強い食事は長時間歯に接触していることで歯のエナメル質を溶かすのです。言い換えれば「シュガーコントロール」ができていなかったのです。
 「シュガーコントロール」とは、むし歯の原因の一つである糖分の摂取をコントロールすることで、むし歯菌の栄養を減らし、むし歯菌の繁殖を抑えることです。
 代表的な糖分にはブドウ糖・ショ糖(砂糖)・果糖があります。歯の健康という視点から見ると、プラーク(歯垢)を大量に作るショ糖の摂取量は、食事からの摂取を除いて、一〜三歳で十五グラム、三〜十五歳で二十グラムの範囲に抑えることをおすすめします。
 ただし、あれもダメこれもダメでは、子どもの成長を妨げるだけでなく、ストレスにもなります。組み合わせや量で調節し、食べた後、三分以内に三分以上、歯磨きすることを忘れないでください。
 ちなみに、スポーツドリンク二五〇ccで約十五グラム、板チョコ一枚で約二十二グラム、缶コーヒー二五〇ccで二十四グラム、プリン1個で約二十二グラムのショ糖が平均して入っています。
 歯科医の立場からは 1)砂糖の量が多い食品 2)あめやキャラメルなど口の中に入っている時間の長い食品 3)ケーキやスナック菓子など、歯にくっつきやすい食品は、食べ方に注意して欲しいおやつです。
 食べたら歯磨き。家族ぐるみでむし歯を予防し、目指せ「8020(八十歳になっても自分の歯が二十本以上ある状態)」。

新聞記事

平成17年6月20日 北國新聞掲載

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