
プラークとは、歯の表面や歯周ポケットに付着する細菌の塊です。これを完全に口腔内から除去するのは困難。プラークをうまくコントロールするプラークコントロールが大切です。
注意すべきは歯の表面に付着する細菌と歯周ポケットに付着する細菌は違うということです。虫歯菌であるストレプトコッカス・ミュータンス菌は、歯の表面にくっついて増殖します。ですから、むし歯を防ぐためには歯の表面の溝や、歯と歯の間を意識して磨くことが大切です。
歯周病菌であるポルフィロモーナス・ジンジバーリスは、空気の少ない歯周ポケット内で増殖します。歯周ポケットに対し、毛先を四五度の角度で当てて歯ブラシを動かしてプラークを取り除いてください。
歯を磨くということは歯をきれいに掃除するということ。歯ブラシだけでなく、フロス、糸ようじ、歯間ブラシで行う歯の掃除のほか、医院で行うPMTCという専門的なプラーク除去法もあります。
プラークコントロールは血糖コントロールの考え方と同じです。
血糖は、食事や運動の管理と、内服薬やインシュリン注射の投与で調整します。プラークは ●運動で全身の新陳代謝を活発にして唾液などを増やす ●甘いものを大量に、もしくはだらだらと長い時間食べることをやめる ●歯磨き粉やマウスリンスを適量使う−ことで発生をコントロールします。これらの対策の中で食事や運動の管理が最大の効果をあげることは、血糖でもプラークでも同じです。
食後に歯ブラシで歯磨きしているから、プラークコントロールは万全だと考えるのは間違いです。プラークコントロール、簡単なようでとても難しいのです。 |