
赤ちゃんは顔をいじられるのが大嫌い。ましてや無理やり口をふいたり、口の中を触ると、なかなか口の掃除をさせてくれなくなります。
最初は額や鼻などをやさしく触って、そのついでのように唇や歯茎を触って、遊んでやるとよいでしょう。
歯が生え始めたら、指にぬらしたガーゼを巻き付けて歯磨きしてやります。ガーゼに慣れたら歯ブラシに移行します。
ガーゼ磨きから歯ブラシに変えるときは、ブクブクと口をゆすぎ、ペッと吐き出すことを教えましょう。私の医院に治療に来る幼児の中には、吐き出すことができない子もいます。そんなときはお父さん、お母さんのまねをさせるようにすすめると、すぐに覚えるようです。
子どもが自分で歯ブラシを持ち始めたとき、お父さん、お母さんは目を離さないでください。よくある事故として、歯ブラシをくわえたまま転び、歯ブラシの先端がのどに突き刺さって、脂肪が露出し、のどを縫わなくてはならない事故があります。
歯ブラシは歯を磨くものであるということ、なぜ歯磨きをしなければならないかを子供に分からせることは、お父さんとお母さんの責任です。
子どもは不器用ですから、磨き残しは大人よりも多いため、仕上げ磨きを大人がします。そのときは歯ブラシだけでなくフロスも使ってください。子供の口の中を磨くときは、あらかじめフロスを張ってあるようじ型の品が使いやすいですね。
四、五歳になったら、市販の染め出し液を使って歯垢を染めて、磨き癖を指摘してやります。一目瞭然。子供はがぜん、やる気を出しますよ。
歯周病やむし歯は夜、作られます。磨かないと寝かせない。磨いたら食べさせない。こういったしつけを受けていれば、大人になっても眠る前の歯磨きが苦もなく習慣になります。 |