
口臭が気になるので、一生懸命は磨きをしているけれども、改善しない。こんな悩みをお持ちの患者さんは、すぐに歯科医の診察を受けてください。歯科医ならすぐに気付くポイントがあるのです。
一つは、昔、むし歯を治療した部分です。詰め物やかぶせたものと、歯との間には、歯周病で歯茎が下がることなどが原因となり、次第にすき間ができます。このすき間から以前治療した場所が、再びむし歯になることがあります。
唾液の分泌量の減少が口臭の原因となることも少なくありません。
口の中には何百億という細菌がいます。その一部の細菌が口の中にある食べかすを分解するときに、口臭の元となる臭気成分を作り出します。主な成分はメチルカプタン、硫化水素、ジメチルサルファイドなどです。
家庭の台所の排水口などと同じで、原因となる食べかすがなければ、いやな臭い、すなわち口臭は発生しません。
唾液には口の中を洗い、殺菌する働きがあります。年を重ねるにつれて口臭が強くなるのは、唾液の分泌量が減るためです。また、食事を抜いたり、降圧剤などの薬の副作用で唾液の量が減ることもあります。
そうした場合、うがいをしたり、お茶を飲んだりしてください。舌や口を意識的に動かして唾液を出すようにするのもいいですね。
ガムを噛むのも唾液の分泌に効果があります。長時間噛むとあごの関節に良くないので気をつけましょう。
口臭の原因の九割は口の中にあります。神経質な方の中には、口臭がするものと思い込んでいる方がいます。本人のみならず、小学生の子どもの口がくさいと言って医院に連れてこられるお母さんもいます。
もしかしたら思い込みかもしれません。診察すれば分かるので、気軽に歯科医を訪ねてください。 |