インプラント IMPLANT

当院のインプラント手術の考え方

患者さんに選んでもらう

インプラント治療は、あくまでも歯科治療のオプションの1つです。
歯を失った場合の選択肢は大きく分けて3つあります。
1つ目は入れ歯・義歯、2つ目は隣接する健康な歯を削って人口の歯をはさむブリッジ、3つ目がインプラントです。
治療に当たる医師は患者さんの立場になって、患者さんに最もふさわしい選択肢は何かを考えなければなりません。
それぞれの治療のメリット・デメリットを十分に説明し、最終的に患者さんに選んでもらう。
初めからインプラントありきで、歯科医師が誘導するなど、もってのほかです。

若手インプラント専門医の育成に力を注ぐ

日本口腔インプラント学会の専門医・代議員でもある院長は、自らが若手医師の育成、指導に取り組んでいます。
県内外での実習付きセミナーで講師を務め、室木歯科口腔外科医院でも公開手術を実施し、自ら の手技を若手医師らに伝授しています。
患者さんの生活の質を高める優れた治療法であるインプラントをさらに普及させ、より多くの専門医を育てる必要があります。
特に石川県は全国的に見て専門医が少なく、その養成に力を注ぐ使命があると認識しています。
石川臨床インプラント学術研究会を、若手医師がプロ中のプロを目指すうえでの登竜門的な存在にしたいと思っています。
患者さん側も信頼できる医師を選ばなければなりません。
専門医をはじめ、日本口腔インプラント学会や石川臨床インプラント学術研究会に所属し、知識や技量の向上に真摯に取り組んでいる医師をお勧めします。

※若手歯科医師への指導のためライブオペを実施している様子がアクタスに掲載されました。(平成25年1月号)

口腔インプラント治療とは

インプラント治療が適している人

全身的検査によって手術が可能であればどなたでも可能です。
しかし、お口の衛生状態があまり良くない人、顎の骨がやせてしまっている人、顎に慢性の炎症、腫瘍の摘出術後などの人は詳しい検査が必要になります。また、10代もしくは70歳を超えられた人はレントゲン検査から骨密度を測定して判断したほうがよいでしょう。
また、上顎の奥歯の場合、上顎洞という空洞の存在が手術の妨げになる場合がありますのでレントゲンで確認します。

  • 1.骨の量が少ない。
  • 2.インプラントを埋める場所に何かの病気があるか近くに神経が走っている。
  • 3.全身的に慢性の病気がある、など

の理由でインプラント治療が適さない場合も考えられますが、現在では、骨が不足していても骨移植を行うことでインプラントの埋入は可能です。また、当医院では、これまで難しいとされていた上あごの奥歯に対する施術も可能にしました。

インプラントの治療の効果

最大の利益は噛む力の回復です。義歯では味わえなかった肉類、たくあん、アワビなどが以前に歯があったときのように噛むことができます。
そのほか、審美的な唇の回復、発音の明瞭さなどもあげられます。

インプラント治療と従来の治療の違い

  • 歯を1本失った場合

    従来法

    失った両側の健康な歯を使ってブリッジにして固定します。

    インプラント

    失った部位だけにインプラントを埋めますので、健康な歯を傷つけません。

  • 歯を複数本失った場合

    従来法

    健康な歯に金属のバネをかけて入れ歯を固定します。違和感があり、バネをかけた歯にも負担がかかります。

    インプラント

    入れ歯の床や金具の違和感がなく、バネをかけた健康な歯への負担もありません。

  • 歯をすべて失った場合

    従来法

    総入れ歯は歯肉との吸着力で支えています。ガタつきを起こし易く、味覚も損なわれます。

    インプラント

    インプラントで顎の骨にしっかりと固定させますのでガタつきがなく安定します。また、すべての歯をインプラントにするのではなく、部分的なインプラントによるブリッジ型総入れ歯やマグネット型総入れ歯という方法もあります。

    <ブリッジ型総入れ歯>

    2本のインプラントの間に渡した金具に入れ歯を装着します。

    <ボールアタッチメント式入れ歯>

    インプラントにボールアタッチメントをつけ義歯を装着します。

室木歯科口腔外科医院 インプラント手術 5つの特徴

特徴1 ・世界レベルの治療技術

インプラント治療は、総合的なスキルが求められる歯科治療です。
患者さんの全身管理も含めたものでなくてはならず、高度な専門知識と技術を修得したうえで施さなければならないのは言うまでもありません。
当院ではインプラント内視鏡下手術と院長が独自に開発したサイナスリフトキットを導入し、より正確でより安全なインプラント手術を患者に提供しております。

〈インプラント内視鏡下手術のポイント〉

  • より精度の高いインプラント手術が可能

    従来、経験や勘が頼りとされた口腔内の手術が、モニター画面で細部まで確認しながら施すことでより精度の高いインプラント治療が可能になります。
    精度の高いインプラント手術により、術後の良好な治療成果(長持ちし、ご自分の歯を取り戻した感覚)が得られます。

  • 身体的負担軽減

    短時間で確実に人工歯根を埋め込めるため、患者の身体的負担軽減にもつながる療法です。
    (一本当たりの手術時間は従来に比べ、2/3に短縮)

  • 患者の心的不安感を大きく軽減できる

    ここ数年普及・定着してきたインプラントだが、あごの骨に金属を埋め込む手術が必要なだけに患者の恐怖心は決して小さくありません。
    内視鏡下手術は安全で正確な手術が可能になり、患者の心的不安感を大きく軽減できます。

    当院院長が北陸初となる内視鏡を使った手術に成功した記事が北國新聞に掲載されました。(平成20年1月8日)
    超音波と内視鏡を使いインプラント手術を成功させた記事が北國新聞に掲載されました。(平成22年1月31日)

  • TMサイナスリフトキット (院長が独自に開発したソケットリフト法専用器具)

    上あご奥歯の上には上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる空洞があるため骨が薄くてもろく、インプラントが貫通する場合があります。
    最近は、空洞内側の骨の粘膜(厚さ0.5ミリ)を剥(は)がし、骨と粘膜の隙間に人工骨を移植してインプラントを埋め込めるだけの厚みを作る「サイナスリフト」とい う治療法が普及し始めています。
    しかし、この方法は粘膜を剥がす際に破れてしまい、人工骨を移植できないケースも少なくありません。
    室木院長は、独自に開発した粘膜が破損しにくい器具「TM Sinus Lift Kit」と内視 鏡を使い、より安全で確実な「サイナスリフト」を実現しました。
    目視が困難な口の中での手術を、内視鏡とモニター画面を用いることで安全に行え、さらに上顎洞の粘膜と人工歯根の間に移植骨を正確に埋め込むことが可能になりました。

    TMサイナスリフトキットを使うインプラント手術について北國新聞に掲載されました。(平成23年3月3日)

特徴2・再生医療(骨の再生および歯肉の再生)、超音波治療の導入

特徴3・審美的インプラント

特殊な手術手技にてインプラントを埋入する(骨の整形と歯茎の形成手術)ことで、天然歯により近い色と形態の人口の歯をいれることです。 通常の治療より2ケ月ほど通院時間が長くなりますが、より自然で美しい仕上がりを実感することができ大きな満足感を得る事ができます。
当院ではインプラント治療による機能性の向上と審美性の向上も重視しています。

特徴4・最新設備を完備

最新の歯科口腔外科手術を行うために、院長がこだわり抜いた最新医療機器を揃えた専用手術室を完備しています。
また、手術室の衛生管理も徹底しており常に万全の状態で患者さんを受け入れております。

  • CTパノラマレントゲン

    CT撮影とパノラマ撮影がこの1台でできる、オールインワンタイプのX線診断装置です。
    従来のレントゲンでは見えなかった顎の骨の立体的な形態や神経の位置把握、さらには骨密度の診査にも利用できます。
    小さな1本の歯に起こっている小さな症状も立体的に患者様のお口の状態を診断出来ますのでより安全、精密、確実な治療を行う事ができます。
    当院ではCTの撮影によって得られた断層画像・3D画像を駆使することで、今までのレントゲンでは解らなかった患者様の骨の形態や厚みを正確に確認・把握し、治療計画を作成します。

  • 内視鏡手術一式

    多分、北陸の歯科開業医では当院にしかない口腔外科・耳鼻科用内視鏡です。
    従来、経験や勘が頼りとされた口腔内の手術が、モニター画面で細部まで確認しながら施すことが可能となり、短時間で確実に人工歯根を埋め込めるため、患者の負担軽減にもつながる療法です。
    この手術法は、富山県の公立病院でしか行なわれていませんが、口腔外科専門医である院長はすでに50人に対して行い良好な結果を上げています。

  • 超音波骨折治療器

    低出力のパルス超音波を用いて骨折部位に音圧による刺激を与えることで、骨の癒合を促進させます。
    当院では骨と早期に結合させ、より早く患者さんに噛める喜びを感じて頂きたく積極的に取り組んでいます。
    まったく痛みや苦痛はなく、従来の治療期間の約半分の期間で歯が甦ります。

  • 手術室とリカバリールーム

    2010 年クリニックの拡張工事を行い、最新設備を備えた手術室と手術後に静養して頂くリカバリールームを造りました。
    ガス滅菌室完備の手術準備室と天井からの滅菌エアーカーテンが無菌状態を作りだします。
    最新設備はもとより、衛生状態にも徹底的にこだわっています。

特徴5・充実のアフターフォロー、定期メンテナンスで長持ち

  • 担当制

    当院では担当制を採用しており、担当衛生士が患者さん一人一人の口の状態を把握し適切に定期メンテナンスを実施していきますので安心して下さい。

    インプラントの耐久性実績

    当院でインプラント手術をされた方は毎日の正しいブラッシングと定期メンテナンス(4ケ月に1回)をしっかりと受けて頂ければその多くが20年は機能を維持することが可能です。

  • 無痛治療で定期メンテナンス

    当院では平成 24 年 11 月から無痛治療を可能にしたレーザー機器を導入しました。
    目指したのは患者さんが痛くなく、優しい治療です。
    無痛治療で定期メンテナンスを行うことで、患者の苦痛を無くし、結果的にインプラントの長持ちにも貢献しています。
    今までは、麻酔が必要だったさまざまな治療法が無麻酔でできるようになりました。

    ※レーザー機器による無痛治療についてアクタスに記事が掲載されました。(平成25年5月号)

  • LAD光殺菌治療

    歯周病や歯肉炎などの患部に特殊な光を照射して治す最新の「LAD(光殺菌)治療」を採用し、痛みや抗生物質による副作用がなく、アレルギーを起こさない大きなメリットがあり、患者さんからも好評を得ています。
    今後も患者にやさしい安全・安心な治療法として導入を進めていきます。

    ※LAD 光殺菌治療による歯科予防治療について北國新聞に記事が掲載されました。(平成25年7月2日)

インプラント治療の流れ

カウンセリング・精密検査
現在のお悩みや治療へのご希望などをお伺いします。しっかりと患者様の状態やお気持ちを把握してから治療を始めていきます。 CT撮影やレントゲン撮影など各種精密検査を行い、治療に必要なデータを採取します。
治療計画の立案
患者様の状態やご希望、ご予算などを考慮し、患者様と相談しながら最適な治療計画を立案します。
前処置
虫歯や歯周病などがあった場合には、インプラント治療を開始する前に、それらの治療を行います。口腔内が健康な状態となってからインプラント治療を開始致します。
一次手術
インプラントを埋入する部位のあごの骨に人工歯根を埋め込む手術を行います。手術後は治癒期間を設け、人工歯根とあごの骨の結合を待ちます。個人差がありますが、上顎の場合は4、5ヶ月、下顎の場合は2、3ヶ月ほどかかります。
二次手術
歯ぐきの中に人工歯根が埋まってしまっている場合、人口歯根の頭部分を歯肉から出す処置を行います。人口歯根とあどの骨がしっかり結合できているかどうかを確認し、切開した歯肉の治癒期間として2~3週間を設けます。その間は仮歯を装着します。
型取り
歯肉の治癒が確認できましたら、歯型を取り、咬み合わせを確認し、セラミックの人工歯をつくります。
人工歯装着
人工歯根と連結部を連結し、作製した人工歯を連結部に装着します。これでインプラント治療は完了です。その後は丁寧なブラッシングと定期的なメンテナンスが必要となります。
メンテナンス
定期的に健診を受けて頂き、インプラントと口腔内のチェックを行います。インプラントの形や特徴をきちんと理解した上で、担当医の指導に従ってブラッシングを行い、歯垢や歯石の沈着を防ぎます。

当院のインプラント治療実績

このインプラント治療の恩恵を受けられた当院の患者さんは、当医院が開院した平成9年10月1日から現在までに850人を超え、埋入したインプラントの本数は約2200本にのぼっています。

インプラント1本の治療費

残念ながらわが国においてインプラント治療は歯科治療の中で最も高額です。
その理由ですが、
1. わが国においては健康保険の適応外であること
2. 2回の手術が必要であるため、それぞれの準備、専用の手術器具、マンパワー、手術時間など、通常の歯科の治療とはまったく異なること、が挙げられます。

具体的な治療費は本数や治療内容によって異なりますので、詳しくは当医院の担当医にお尋ね下さい。

インプラント治療は、患者さんにとって短期的には大きな経済負担となりますが、治療の成功によって長期的には高いQOL(クオリティー・オブ・ライフ)が得られるので、総合的には必ずしも高額とはいえないのではないでしょうか。